今週の”まんぷく”第4週「私が見つけます!」

萬平と福子の結婚生活が始まり一年が過ぎても、まだ母鈴は萬平に不満があります。召集令状が来ても体が弱いため帰されてしまい情けないとか、そんな鈴に反論する福子と、相変わらず母娘のやり取りが面白い。そして今はそこに萬平が絡んできます。今週はそれが際立つシーンがありました。

戦況が悪化する中、ついに東京が大空襲にみまわれます。大阪もいつ空襲になるかという状況で、福子と萬平は鈴に疎開を進めるが、一向に動こうとしません。そんな鈴を説得しようとする福子、亡くなった姉サキが夢枕に立ち「早く逃げなさい」と言ったと鈴を説得。しかし鈴も同じく夢枕に座って出てきたサキが「家を守って」と言ったと反論。

どうでもいい夢のやり取りで言い合う母娘。そしてどっちが本物に会ったのか、サキは“立っていた”のか“座っていた”のかと、感情で話す言い合いがエスカレート。「そんなことどうでもいいじゃないか」と萬平が口を挟むも、二人の不毛なやりとりは止まりません。

そんな母娘に呆れる萬平とその二人の様子がやけにリアルで面白く、何度もそのシーンを見てしまいました。

さて、結果的に3人で兵庫の上郡に疎開しますが、疎開先では今度は萬平の周りにアレコレと問題がおきます。電気泥棒問題や、子供達に危険な遊びを教え村人に怒られ問題。そして古傷から腹膜炎を起こし死にかけ、それが原因で三度召集令状が来るも戦地行きを免れたり。

男なのに兵隊として働けないことに情けない気持ちでいっぱいになる萬平ですが、福子は戦争に行かなくてもお国のためになることは必ずあると、私がそれを見つけます!と諭すのでした。

萬平をよく思っていなかった鈴も、萬平が腹膜炎で死にかけた時は、お百度参りをし、無事を祈ります。でもあくまでも福子のために。

眠ったままだった萬平もようやく目覚め、夢の話を福子にします。川を渡ろうとすると川の向こうにいる鈴にこっちに来てはだめと言われ、そして目覚めたと。

 少しづつ萬平と鈴も心が通い合うようになってきたようです。